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四国八十八カ所霊場(お遍路)を全て巡拝した感想です!

こんにちは、散花月です。

2016年12月から四国八十八か所霊場を公共交通機関で巡る旅行(通称:ハイブリッド遍路)を開始しました。
ようやく2017年11月に全てのお寺を巡拝&360度カメラで門を撮影してさらにお礼参りと結願の報告まで行ったわけなんですが、
実際の体験を基にして感想やこれからバス電車を使用して遍路される方へのアドバイスを記載したいと思います。
※実際にお遍路を巡拝した内容は下記をご覧ください。
四国旅行記 八十八カ所霊場(お遍路)を無接待スタイルで区切り打ちした記録をまとめました!
四国八十八カ所霊場(お遍路)を全て巡拝した感想です!
↑88番大窪寺の結願お守り。私のお気に入りです♪

遍路へ行きたかった理由

これはまあ、皆さまツイッターでも私がyoutubeで動画をいいねしたりしているのでお分かりかとは思いますが(笑)
水曜どうでしょう」の影響です。
が、私の場合は車では巡拝できない(ペーパードライバーなのでw)こともあり今までの県庁所在地制覇と同じく公共交通機関を使用する、
と言った趣旨で実施しました。
が、企画を考えた当初は「できないんじゃないの?」と思ってました。
何せ私の遍路のイメージは歩くか自動車かはたまた自転車か?の認識で電車バスのみという方向では無かったので(^_^;)
幸い、四国88naviというものがあったので今回はメインで使用させていただきました(^_^)v

ハイブリッド遍路とは

最初の方でも書きましたが「ハイブリッド遍路ってなんやねん」という方もいらっしゃると思いますので少しご説明を。
カッコよく書いてますが要するに「公共交通機関のみで巡る遍路」のことです。
「な~んだ、全部歩きじゃないんなら楽勝じゃん!」なんて考えている方、結願した身としてご注進致します。
想像している以上にハードです(笑)

というのはお寺の場所によっては(特に山寺)電車、バスの本数が殆ど無くてさらに時間もタイトになりがちだからです。
しかも次のバスまでの時間が3時間以上、下手すると無いことも多々ありました。
もひとつ言うと、今回は納経帳へのご朱印はしませんでしたがもし必要になると開門、閉門時間も考慮する必要が出てきます。
※基本は朝7時から夕方5時までです。お寺により違います。

そんな中、朝から夕方までの制限時間内で寺を巡拝するので足へのダメージがシャレになりません。
一度20番鶴林寺で登山して寺まで辿り着いたのは良かったものの、帰りの下りで足がやられて午後も時間があったにも関わらず、
そのまま自宅までとんぼ返り…というケースもありました。
もし歩きで通しだったらと思うと…ホント、ゾっとしますw

無接待スタイルのススメ

無接待(むせったい)スタイル!」なんてこちらもカッコよく書いてますが、こちらもなんてことはなく
・私服(と言っても靴だけ登山靴ですがw)かつ一人で遍路をする!
というスタイルです。
なんだ、それだけかと思う方もいらっしゃるかも知れませんので少しご説明を。
遍路をする際、服装には特に決まりなどはありません。
どんな格好でもOK!なんですが…。
一応白衣に傘、金剛杖を持つのが正式な服装となっています。
これで遍路をすることにより四国の方々からは「お遍路さん」と認識されてお接待などを受けれたりします。
このお接待は基本、断ることができないのですが普通の方なら何も問題はありません。
むしろありがたいと思うことが多いと思います。

…が。障害者である私は結構そのお接待がしんどかったりします(^_^;)
というのも、
偏食
これにつきるわけで…。
色々ともらったりするのは嬉しいのですが、自分が食べれないものをもらってしまうと「どうしよう…」となってしまいます(-_-;)

さらに私は他に類を見ない「甘々ちゃん」です(笑)
そんな自分が「次の寺まで送ってあげようか?」とかそんな言葉をかけてもらってしまうと喜んで受けてしまうと思いますw
で、気がつくと「誰かが何とかしてくれる!」という気持ちが根づいてしまう…と言った結果になってしまい何がなんやら分かりません。
私は、そんな形で結願するのは嫌でした。 …わがままだとは思いますけどね(^_^;)
(とはいえ、45番岩屋寺の帰り道で「何故誰も助けてくれないんだ!うがぁ!!」と心の中で叫んだのは内緒ですw)

ですので、ハッキリ言って上記で書いた無接待スタイルは普通の方からすると「ハードモード」です(^_^;)
それでもやってみたい!という方は、
・接待が基本受けれない
・自分で決断、判断をする必要が多々ある
上記が出来る方なら大丈夫だと思います。

あ、ちなみに無接待スタイルはあくまで
・車
・ハイブリッド遍路
の方のみ通用する形となります。
というのは、自転車の場合は基本的に自転車自体とスポーツウェアで目立ってしまいますし
歩き遍路の場合はキャンプ用のバッグを常にしょって歩いているので「お遍路さん」だと分かってしまうためです。

というわけで、もしハードモードでプレイしたいという物好きな方がいらっしゃるなら無接待スタイルで巡拝してみても良いんじゃないでしょうか?
きっと、現実に打ちのめされること請け合いですw

各県ごとのおおまかな感想

次に合計88か所を4県にまたいで巡拝したのですが県ごとの簡単な感想と印象に残った寺を書いて行こうと思います。
全部書くこともできるんですが…さすがに長くなりそうなので省略致しますm(_ _)m ご了承くださいませ。。。

徳島県エリア

発心の道場である徳島県ですが、序盤からすでにボロボロでしたw
というのも1番~7番ぐらいまでは「楽勝♪」となっていた自分の心を以降の寺で見事打ちのめされたからです(^_^;)
まあ、現実というものを思い知らされたと言った方が正しいのでしょうが…(笑)
正直、11番ぐらいで「こりゃマジで無理かな?」と思ったぐらいです(-_-;)
そんなわけで、
金曜仕事が終わり、夜行バス乗車⇒翌日土曜日寝れない体で必死に遍路+3連休なら翌日延長戦⇒区切りをつけて帰宅(下手すると夜行バス(笑))
という非常に体を酷使したスケジュールが月一でスタートしたのでした。

そんなこんなでようやく4月に徳島最後のお寺「薬王寺」へと到着したのですが、
苦手な雷に遭遇しヒイヒイ言いながらの到達でした…(-_-;)

高知県エリア

修行の道場である高知県。
電車バスなので次の寺までの道のりはある程度短縮されたものの、それでもキツかったです。
何せバスの時刻とバス亭への到着時間を何としても合わせなくてはいけなかったため時には屈伸出来なくなるぐらいの事態まで追い込まれました。
(36番青龍寺参照)

でも、それ以上に27番神峯寺がヤバかったです。
あの波状攻撃のような坂は一生忘れることが無いと思います(^_^;)
二度と登りたくありません(笑)

後は室戸岬、足摺岬からの景色が奇麗だったです。
…まあ、ハッキリ言って遍路ではおまけみたいなものなんですけどねw

愛媛県エリア

菩提の道場と呼ばれる愛媛県。
ここは何はどうあれ「岩屋寺」の思い出が深いです(というか深すぎますw)。
自分がヘマをやらかして結局往復20kmの道のりを歩いたお寺ですので(^_^;)

あとは横峰寺の車道もすごかったです。
車で来るとこんなに大変なのか!と衝撃を受けた道だったのでw
カーブなのにガードレールが無いとか日常茶飯事な状況でしたからね…。
でも、横峯寺の景色は他と比べて幻想的だったのが印象に残っています。

香川県エリア

遍路最後である涅槃の道場。私はもうおなじみな(笑)香川県です。
なので「ここまで来たら余裕でしょう!」と思っていた気持ちを見事に雲辺寺からの道で打ち砕かれましたw
まさか「ここで人生終わりかな」なんて思う時が来るとは思わなかったですので(^_^;)

そんなえらいこっちゃな状況を抜けてからは順調に進んで行き、
やっと最後の大窪寺まで辿り着きました!

遍路を終えて

ようやく全ての寺を巡り、結願までした私ですが実際に何を感じたか?を書いていこうと思います。

自然の大切さ

八十八か所全てを巡って感じたのはまずこちら。
自然は、偉大です(笑)
私自身も自然の一部なのでこれからも全ての生き物や木々を含めた自然を大切にしていこうと思いました。

無償の善意を当てにしない

次にこちら。これは多分無接待じゃないと分からなかったことかもしれません(^_^;)
過酷な遍路を巡っている間、私が何を思っていたか。
何故助けてくれないんだ!
体がしんどくなるにつれてこの言葉がグルグルと駆け巡ってましたw
でも、何かを利用するためには相応の対価が必要です。これは生きるための必然ですね。
その対価を払わない(払えない)ヤツが楽しようなんて片腹痛いわ!と相成ったわけですw

また、無償の善意というのは時に様々なトラブルに発展します。
だから、そもそも当てにすること自体間違っているという結論となったわけです。
なので、これからも同じ対価で返すようにしていきます!…出来れば、ですが(^_^;)

以上、あとがきとしてツラツラ書きましたが本当に「辛かった」です(X_X;)
はっきり言います。もう一度やれと言われても二度とやりたくありませんw

それでは失礼致しますm(_ _)m


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